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多職種と仲良くなれる!薬剤師のためのコミュニケーション講座

薬太郎
薬太郎

多職種連携っていうけど、医師も看護師も介護福祉士も、薬剤師を蚊帳の外にしてどんどん進めていって・・
医師とコミュニケーション取れない、看護師が怖い!といったお悩みの薬剤師へ向けて
病院のカンファレンスで鍛えた薬太郎から他職種コミュニケーションのコツについて解説します。

1多職種連携について

多職種連携とは

多職種連携とは【医師や看護師、薬剤師や栄養士、ケアマネジャーや介護士、各分野の専門職がさまざまなニーズに対応ができるように協力をすること】です。

それぞれの専門職が互いに協力することでより患者さんの医療の質を高めるために行います。

多職種連携が求められる理由。

例えば、薬剤師が副作用について患者さんに聞いたとしても「そんな症状ないよ」と返されてしまうことが多いと思います。

でも、実は介護士さんやリハビリをしている理学療法士さんにこういう症状ってありますか?って聞くと、「そういえば最近◯◯だよね」とか「◯月からその症状ありましたよ」とか有意義な情報を得ることができます。
それによって副作用を発見することもあるわけです。

医師からしても、薬剤師がこれくらい飲み忘れている、夕食後のこの薬はうまく飲み込めていないとかそういう情報は大変有意義です。
それによって検査値を見て、うまく反映していないで医師の診断に大きく影響します。

2多職種連携のメリット

医療の質の向上

職種ごとに患者さんの見立てが異なっていたり、患者さんの情報を持っていたりする場合があります。

薬剤師であれば薬の情報や服薬状況などを把握しているので実際に患者さんにどのように薬が効いているのかをつぶさにわかるかと思います。

そういった情報を医師に提供すれば、検査値が良くならないのはなぜか?などの疑問を解消することができます。

視野・知識の幅が広がる

例えば、薬剤師から薬の知識をケアマネージャーさんやヘルパーさんに伝えると結構喜ばれます。

薬の添付文書くらいはオンラインで確認しているのでしょうが、添付文書を正確に読めるかどうかは専門知識の有無で異なります。

例えば「重大な副作用」に記載されているようなことが実際に起こっている時にこれは騒いでいいものなのか、医師の先生に伝えたほうがいいものなのか悩んでいることもあると思います。

また、リンゼスは食前に飲まないと副作用が起こるとか、なんでアレンドロンはあの飲み方をしなければならないのかなど薬剤師から教えてあげることで知識の幅が広がります。

患者さまが求めるニーズに対応できる

介護保険で服薬介助というものがありますが、これは薬の用法によって負担額が変わったりすることがあります。

患者様ごとに選択したいサービスなどが異なるため、服薬介助の回数を減らしたい時に用法を減らすにはどうすればいいかなど薬剤師に相談がくることがあります。

もちろん医師に相談してもいいのでしょうが、薬剤師であれば全ての診療科の薬を網羅していて用法を減らすための提案なども思い浮かぶと思います。

他職種で連携することで患者メリットが大きくなります。

服薬介助については↓を見てください。

多職種連携の課題

多職種連携の課題としては、薬剤師側の知識不足・経験不足が挙げられます。

まず、他職種とのコミュニケーションからうまく取れないことがあります。

病院薬剤師経験がない方はよくわかるかと思いますが、

医師や看護師、ヘルパーさんがどういうことを考えていてどれくらいの知識までは持っているかという感覚が掴めないかと思います。

こういうことをしっかりと捉えていないとトンチンカンな質問をしてしまったり、薬局の思いだけを伝えてしまうことになります。

病院薬剤師経験があって、病棟活動をしたりカンファレンスに出ている経験がある人は他職種連携について上手にコミュニケーションが取れる傾向にあります。

多職種連携における薬剤師の役割

薬剤師の役割分担としては、薬に関することは全て薬剤師が行う、管理するというスタンスで臨んでください。

残薬調整に関すること、服薬に関すること、薬効や副作用に関することも全て担い、何か意見があればサービス担当者会議の時や、直接電話かメールでやりとりするのが良いです。

MCSというツールを使っている病院もあるので是非登録してみてください↓

3薬剤師が多職種連携するためのコツ

まず、それぞれの職種を尊重する

それぞれの職種が第一線で患者さんに向き合っています。

相手の意見が自分の意見と異なっていたとしても、なぜ相手がそう思ったのか、そう思わせる原因は何なのかを考えるようにしてください。

例えば、「◯○を急配してください」と言われたらそれなりに何か起こっていることを想像してください。

逆に血圧の薬が変わっているけど、「急ぎではない」時も往々にしてあります。

薬局内にいると薬剤師視点になりがちですが、視野を広く持つようにしてください。

それぞれの職種の考え。思っていること。注意点。

医師の視点

医師から見た薬剤師は病院内における医師の次に優秀な国家資格者という認識だと思います。

薬理学や薬物動態については薬剤師の方がはるかに勉強単位数が多いため、薬のことについては本当は薬剤師の意見も参考にしたいという医師が多いです。

ただ、処方権は医師にあるのでその権利については侵害しないようにしてください。

あくまで「これがおすすめだと思います」くらいにしておいて、最後の決断は医師に委ねてください。

また、診断に口を出すような行為は御法度なので「これは○○じゃないですか?」というような聞き方ではなく、「○○の可能性はありますでしょうか?」くらいの利き方が良いかと思います。

看護師の視点

薬剤師の方が絶対に偏差値良い大学でているはずなので、本当は頼りたいと思っている看護師さんが多いです。

ただ、看護師さんから頼りにされない薬剤師というのは「臨床に弱い」薬剤師なのではないかと思います。

ある程度医療用語に詳しくて看護師さんの悩みに対して薬理ではなく、わかりやすく説明する薬剤師が求められます。

ケアマネジャーさんの視点

ケアマネジャーさんはケアプラン立案が仕事です。

プランを作成するにあたって患者さんの問題の詳細を把握したいということが多々あります。

薬の飲み忘れが起こっている時に、どの服薬時点の薬が重要であり、どういうふうに服薬援助を入れたら良いかなど様々なことを考えています。

薬情や手帳をしっかりと目を通していて、さらにネットでその効果効能を調べていますが、ネットの情報で理解しにくいことも多々あります。

そういうところを薬剤師に相談したいと思って来る場合が多いです。

往診の医師の先生の話が難しすぎる時にも薬剤師に後から「○○はどういうこと?」と確認することもあります。

医療情報をやさしく提供できるいい医療者になれれば良いかと思います。

ヘルパーさんの視点

ヘルパーさんは薬に関しては素人同然と思った方がいいです。

なので、薬に関して薬剤師の意見は本当に貴重だと思っています。

場所によっては薬剤師に質問するのを遠慮していることもあるので積極的にこちらから声をかけてください。

意外と服薬介助でミスが起こってその時の対応など聞きたかったり、副作用と思われる症状があって相談したいと思っていることがあります。

その他の医療職種の視点

リハビリをする理学療法士・作業療法士の方は薬の影響を結構気にしています。

結構勉強熱心な方が多いので添付文書とかお薬手帳をみてどういう副作用があるかとか考えて患者さんと接していることが多いです。

薬の実際の副作用の状況などを考えている場合もあるのでそういうことを聞かれることが多いです。

特に多いのは睡眠薬についての質問。

あとは抗痙攣薬などふらつきなどリハビリに影響する薬については結構聞かれます。

リハビリ中に副作用のヒントになるような症状を患者さんが言っていることもあるので情報交換しておくと副作用に早く気づけることがあります。

カンファレンスやサービス担当者会議のコツ

薬剤師の知識として、服薬状況を改善できる提案や、服薬援助で困っている点などを提案するのが良いと思います。

例えば

  • 粉砕できない薬が飲めない→細粒などの剤形変更を提案
  • 徐放錠を噛み砕いている→徐放錠ではないもので医師へ提案

医師のミスについてはカンファレンスやサービス担当者会議では話題に出さず、その前後で直接医師とお話しするようにしてください。

先生の信頼性を傷つけるようなお話になるので気を配った方が良いです。

例えば

  • カルシウム拮抗薬が重なっている
  • カリウムが入っているのにいるのにアーガメイトゼリーが入っている
  • 処方箋には塩化ナトリウムが入っているけど食事は減塩指示

まとめ

  • 他職種連携により患者さんの医療の質の向上する。
  • 他職種連携するときは相手の職種を立ててコミュニケーションを行う。
  • 他職種連携するときは相手の立場を考えてコミュニケーションを取る。
  • カンファレンスやサービス担当者会議で医師のミスを指摘するようなことはしない。

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