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疑義照会で怒られる!をなくす10のコツ☆

薬剤師になったばかりの方向けに疑義照会で怒られるときの対処法を説明します。

疑義照会する時は焦ってしまってうまく話せなかったり、たくさん伝えることがあるのに向こうは急かしてきてなかなか話せず伝えられなかったり・・

しまいには医師の先生からよくわからない回答をされて戸惑ってしまったり。

この記事ではどのように疑義照会すれば怒られずに医師にしっかりと内容を伝えられるのかを解説していきます。

通常の疑義照会のやり方

処方箋を見て疑義の内容を確認。疑義照会する場合は患者さんへ案内を!

まずは疑義照会するべきものが存在するかどうかの確認です。

処方チェックの段階で気づきましょう。

疑義照会する場合は一旦調剤をストップして、外来で患者さんが待っている場合はすぐに疑義照会で時間がかかると案内しましょう。

疑義照会する内容が2つ以上ないか確認

だいたい調剤ミスがある時も2つ以上ないかを確認するかと思いますが、同様に疑義照会するときも病院側のミスや照会すべき内容が2つ以上ないかを確認しましょう。

一度に全ての疑義を確認しないと病院側も薬局側も手間になるのでお互いのことを考えて1つ見つけたら2つ以上ないか?と疑って確認しましょう。

薬子
薬子

1つミスがあれば他にもないかをチェックするのは重要です。

電話もしくはFAXで疑義照会を行うのか処方箋を見て確認

病院によってはFAXのみで受け付けていたり、プロトコルを用意して疑義照会不要にしているものもあります。

病院ごとにやり方が異なりますのでまずはそのやり方が記載があるのかを確認。

もし記載がなければ電話での疑義照会で構いません。

通常処方箋に記載の電話番号にかけるべきですが、稀に在宅診療で診ている患者さんは別の問合せ番号を持っている場合もあるので処方を受ける回数が多い病院さんに関してはしっかりとHPなどで確認したほうがいい場合もあります。

照会する内容をまとめて、電話もしくはFAX

電話にしてもFAXにしても、照会する内容をわかりやすくまとめましょう。

FAXの場合は作成しながら間違いや分かりにくいところに気づきますが、電話の場合は事前に話す内容を紙に書いたりして相手に伝わりやすい話し方になっているかチェックしてから行うほうが無難です。

慣れてくると書かなくても頭の中で文章を組み立てられるようになります。

疑義照会後決定した内容を処方箋備考欄に記載

疑義照会をして決定した内容を処方箋備考欄に記載してください。

日付、時刻、誰が、誰に、どんな内容を照会したのかを記載してください。

日付は入っていることが多いですが、時刻の記載が抜けているケースが多いです。

時刻は絶対正確とは言いませんが、記載することが義務付けられています。

疑義照会後決定した内容を薬歴に記載

同様に処方箋備考欄に記載したのと同じように薬歴にも記載します。

最近は電子薬歴に疑義照会記載のボタンがあるはずなので、このボタンを押して記載するほうが綺麗に記録することができます。

変更があった場合は事務さんへ入力変更を伝え、変更した内容で調剤する

処方変更となった場合はその内容を入力の事務さんへ伝えます。

基本的には疑義照会が終わってから調剤を始めますので、この段階から調剤を始めます。

薬剤師の疑義照会で怒られる理由

薬剤師が疑義照会を行って怒られる理由はいろいろあります。

あなたは一生懸命仕事をしているわけですし、処方箋に疑義があった際は疑義照会することが義務付けられているのでやって当然のことをしています。

怒られる理由⇒対策を一緒に考えたいとおもいます。

疑義照会内容がわかりにくい

まず、疑義照会内容がわかりにくいといったことがあげられます。

変に丁寧な言葉を使用していて処方箋の「何を」「どうしてほしい」のかその「理由」が見えてこない話し方をしている場合があります。

医師としては、とにかく丁寧なのよりも「何を」「どうしてほしい」のかと「理由」を知りたいわけです。

なのでこの「何を」「どうしてほしい」のかと「理由」を中心に話す内容を決めてあげると良いと思います。

具体的には、「アムロジピンを」「分2じゃなくて分1朝食後へ」「保険で切られることがあるから」と明確に伝えます。

ちなみにこの場合は「1日1回服用が通常なので」や「作用動態の関係から1日1回で効くお薬です」などの理由より明確に「保険で切られるから」といったほうが疑義照会は通りやすいです。

薬子
薬子

疑義照会を受ける側のことも考えて、判断に必要な情報を端的にまとめましょう!

話が長い

丁寧に話そうとしているのはわかるのですが、話が長い人が多いです。

上記の内容「何を」「どうしたいのか」「理由」を話せばいいだけなのでそれだけさらっと一言で話せばよいです。

枕詞てきな「お忙しいところおそれいります」「いつも大変お世話になっております」「いつも誰々さんの件でお世話になっております」などは通常いりません。

端的に本題に入りましょう。

大した内容ではないのに大げさ

例えば腎機能が悪い人にザイザルが5mgででていたとします。

あなたは検査値などを取得してeGFR=40ml/minくらいのCKD(慢性腎不全)であることを確認します。

このときに医師の見落としをつつけたと言わんばかりに「CKDの患者様にザイザル5mgが出ています!」と偉そうに言わないでください。

確かにCKDの患者様に対しては用量を下げることになっていますが、副作用欄をみてもらえればわかるかと思いますがそれほど重篤な副作用を帰することにはなりません。

それよりもレボフロキサシンやNSAIDsなど見てほしい薬は多々あります。

医師のプライドを傷つけた言い方

医師に対して、

「先生間違っています」的な話し方は良くないです。

場合によってはクリニックからクレームが入ることもあります。

確かに仕事をしていると何かしら医師のミスに気づくことがあると思いますが、そういうものを補正していってより高いレベルの医療を行うのが薬剤師の使命なのでミスを指摘して自己満足する仕事ではありません。

医師側としては診療行為に集中力を使うため処方箋に全力を捧げられるわけではありません。

その辺をよく考えて、ミスが有っても「こういうことでよろしいですよね?」と温かい目で医師の診療をサポートすることに専念してください。

逆転裁判のように「異議あり!」みたいなのは受けたほうのプライドが傷つくので丁寧にお願いします。

疑義照会はこう見られている。

病院側から疑義照会を受け取ってみると疑義照会には2つに区分されると思います。

  • ありがたい疑義照会
  • 面倒くさい疑義照会

❶のありがたい疑義照会は文字通りですが、本来の役目を果たしている疑義照会です。

つまり医師のミスに気づいたり併用禁忌があったり、他院の薬と合わないものがあったり患者さんの医療に貢献できる疑義照会です。

そういう疑義照会は医師側もあってありがたいものなので、場合によっては「ありがとう」と言われると思います。

❷の面倒くさい疑義照会はジェネリックの在庫の関係で先発になったり、薬価が高い薬なので疑義照会が必要だったり、形式的な疑義照会です。

これらは患者さんの医療に貢献できる内容ではなく、あくまで保険請求上行っているものかと思います。

正直なくても良いような内容なので病院によっては専用のプロトコルを用いて疑義照会不要としているところもあります。

こういう疑義照会は要注意

勝手に患者さんの病名を診断してしまう疑義照会には注意してください。

医師の最大の仕事は病気を診断することです。

ここで薬剤師や他の職種が「この患者さんは◯◯病ではないですか?」と病名などを決めつけるような発言は禁句です。

腎機能が悪いとかも一概にクレアチニンクリアランスが全てではありませんので医師の判断が全てになります。

疑義照会の際にはすでに診断されている病名は語っていいのですが、患者さんの症状から自己判断したものは言わないようにしてください。

患者さんとして受診するときも医師に「風邪だと思うんですけど」と言えば怒る先生もいると思います。

医師は病院では診療部といって診断する仕事なのでその領域に口出すのは気をつけてください。

良い疑義照会をするために

薬剤師として、薬の製剤に関するものやコンプライアンスなど薬剤に関するものは意見を言って良い。

薬剤師として専門性を発揮して医師に物申していいのは、

  • 製剤的なお話
  • 薬物動態
  • 服薬状況からの提案

だと思います。

ここに関しては医師よりも大学での勉強時間が長いので優位に話すことができますし、むしろ医師側も薬剤師に考えてほしいと思っています。

なので薬の用法に関することや薬物動態に関することについては医師に意見して良いと思います。

他院の薬情報はありがたい。

他院の薬情報はありがたいと思っている医師が多いです。

最近ではマイナンバーカードで登録していれば他院の情報を漏れなくみることもできますが、それでも一ヶ月遅れるのでリアルタイムの薬情報はわかりません。

薬剤師が介入することでリアルタイムの薬情報がわかり医師の手間が大きく減ります。

医師のプライドを傷つけない言い方

薬剤師をしていると結構医師のミスに気づくことも多いと思います。

でも言い方として基本的なのは、先生が正しいという前提でお話してあげると良い関係を続けられます。

ちょっと量が多い時なども、

「先生、eGFRが40ml/mInなのでクラビットは250mgへ減量した方がいいです!」(決めつけ)

ではなくて、

「先生、年齢や腎機能を考慮しますと、クラビットは250mgへ減量したほうがよろしいでしょうか?」(疑問、尋ねる感じ)

と言った感じで先生の処方もあっているけどさらに薬剤師の考えとしてこれはどうでしょうかといった風な聞き方が望まれます。

形式的な疑義は極力簡潔に。基本的に医師が「はい」だけ言って終わる話し方が良い。

処方箋の不備とか単純な間違えや印鑑漏れなど形式的な疑義照会についてはなるべく医師の先生の労力を増やさないように気をつけてください。

先生が電話にでるような病院は特に気をつけて、先生が「はい」「はい」というだけで疑義照会が終わるように心がけます。

普段からどうでもいい疑義照会については時間をかけないようにし、必要な疑義照会や重要なことについてはしっかりと確認してもらえたらと思います。

薬品がないとか流通がない場合は謝りながらお願いするように。

薬品がないし薬局も大変だから仕方ないとか開き直らないで「ご迷惑おかけしてもうしわけありません」とあやまりながら疑義照会してください。

緊急薬などでどうしてもこの薬を取り寄せてほしいなどの話があれば近隣に聞くなり卸に聞くなり可能な限り手配します。

ただ、ジェネリックのメーカー指定などどうでもいいことについては「ないものはない」と言ってしまっていいかと思います。

人は1日に決断できる数が決まっている。

人は1日に決断できる数が決まっています。

アップルのCEOだった故スティーブ・ジョブスとかはいつも同じ洋服を着るようにしていたように極力決断する数を減らしています。

医師もあなたの想像以上に多忙であり、常にいろんな選択を行っています。

選択すればするほど脳はつかれてしまうので、あなたの疑義照会にリソースを割いている場合ではないのです。

そんなことよりも患者さんのより良い治療に投資したいわけです。

患者さんの医療の質の向上につながる疑義照会はとてもありがたいです。

まとめ

  • 疑義照会の基本的なやり方
  • 疑義照会では簡潔に話すようにする
  • 疑義照会では医師のプライドを傷つけた言い方には注意する
  • 医師や病院側は疑義照会でチェックしてもらえるのはありがたいケースも多い
  • 形式的な保険請求上のものは極力簡潔に確認
  • 薬物動態や服薬状況、他院の薬などのことについては積極的に意見すると良い
プロフィール
この記事を書いた人
薬太郎

現役薬剤師、管理薬剤師。

グループ病院にて5年勉強。
100床程の病院にて医薬品安全管理責任者
感染対策委員会や医療安全委員会にも携わる。
その後、調剤薬局で様々な店舗を経験。

薬剤師以外の方が作っている転職サイトが多いため、転職の現場に沿った内容を伝えていきたいと思います。

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