ママ薬剤師が最強と言われますが本当でしょうか?
薬剤師ママは仕事と家庭と両立しそうで羨ましがられる存在ですが、両立においていくつか注意点があります。
薬剤師ママは最強なのか!?
薬剤師ママのパート求人が豊富
薬剤師ママが最強と言われる理由の一つとして、パート求人が豊富なところにあります。
どこもかしこも薬剤師不足なのであちこちで常に求人があるので仕事探しに困りません。
資格一つで求人が豊富というのはやはり強いです!
自分のライフスタイルに合わせた週1回からでも働ける
薬剤師求人では週1回や自分のライフスタイルに合わせたものが多くあります。
子供のことを出来るだけ見たいけど、ちょっと働きたい・・
そんな願いを叶えることが薬剤師ママには容易にできます。
多少ブランクがあっても正社員で採用される
薬剤師業務というのはどの薬局もある程度内容は似たり寄ったりしています。
細かいやり方などは異なるかもしれませんが、一度覚えた薬剤師業務は全国どこでも、どの会社でも通用します。
なので多少ブランクがあってもすぐに正社員採用されます。
薬剤師ママのモデル収入
薬剤師ママの時給はパート薬剤師で2000円以上、派遣薬剤師だと3000円以上はあります。
週3回働くだけでかなり家計の助けになります↓
すぐに扶養は外れてしまいます。
ママ薬剤師の働き方は・・・
まず考えるのは正社員の時短勤務として
薬局ではそもそも女性が多い職場なので、産休や育休への理解度が高い状況にあります。
会社として一人も取っていないようなところはありませんので、まずは現在勤めているところで産休・育休を取って時短社員として働くことを検討してみて下さい。
薬剤師はどこも人不足であることが多く、育児関連のことを理解してくれる場合が多いです。
時短勤務の場合はその会社の規定にある時給計算などで給与が算出されますのでもしかしたら少し低めとなってしまうかもしれません。
ただ、馴染みの職場であれば仕事を覚えているのでそれほど体に負荷はかからず、育児と仕事の両立が図れる場合が多いです。
今の職場に愛着がなければ、産休・育休を取って時短勤務を開始したあたりで転職を考える方もいます。
現在の職場でスキルが高い場合は産休・育休で結構面倒見てくれるので安易に辞めない方がいいです。
派遣薬剤師は時給がかなり良い!
パート薬剤師は時給2000円〜2500円くらいが多いですが、派遣薬剤師ですと3000円を超える時給で募集しているところがあります。(時期によって異なります)
普通に正社員の店長クラスの時給計算なのでかなりお得に働けると言えます。
ただし、派遣先の状況によっては職場を変えなければならなくなることもありますので長く働ける場合もあるが、そうでないこともある、と思っておいて下さい。
育児と仕事の両立は叶いやすいです。
派遣先によっては子供の発熱などで急な休みに対応できないところもあります。
派遣先の薬局は薬剤師がカツカツである場合も多く、急な休みがあると関係性にヒビが入ることがあります。
パート薬剤師は自由が利きやすい
パート薬剤師は時給2000〜2500円くらいと派遣薬剤師より給与は低くなりますが、派遣社員より急な休みに考慮してくれます。
週に3−4休みで月給30万くらいにはすぐになります。
職場によっては正社員と同様に勉強会などの参加も行ってくれる場合があります。
パート社員は正社員と同様に大切に扱ってくれるところが多いです。
薬剤師ママが選ぶべき職場環境
店長やエリアマネージャーが子育て環境を理解している薬局
薬局によっては社内が独身の方ばかりだったりすることもあります。
比較的大手の薬局や、中堅のグループ薬局だと若い社員が多く子育て環境を理解しづらい場合があります。
こういうところでは子供のための急な休みなどを理解してくれないこともあるので注意が必要です。
また、店長やエリアマネージャーが独身の場合は特に家庭持ちの気持ちがわかってもらえず、休みをもらう度に気を遣う場合があります。
遠慮しながら休みを申請するところよりあまり遠慮せずに周りが理解してくれる方が精神的に楽です。
子育てが終わった社員が多い薬局が最適!
子供が小学校高学年以上になって子育ての大変な時期が終わっている人が多い職場が育児に理解があって、休みやすい環境と言えるでしょう。
まだ子供が小さいという薬剤師ばかりの職場では理解はしてもらえるものの、みんなが子供の体調不良で急に休んでしまい、薬局が回らないという事態も起きます。
なので、子育てが終わっている社員が多い薬局が育児に一番理解してもらえて、なおかつあなたが休んだ時のフォローがしやすい薬局と言えるでしょう。
子供が中学生だったり子育てが終わっている薬剤師がいるところがおすすめ!
勉強ができなくても、処方枚数が少ない環境が良い!
育児と仕事を両立するためには何を優先するのか考えておいた方がいいでしょう。
薬学の勉強は子育てが落ち着いてからいくらでもできますし、今はe-Learningでいくらでも最新のことを勉強できます。
なので、内科とその他複数科が来るような薬局よりも、皮膚科・整形外科などで処方枚数も少なめのところが育児に向いていると言えるでしょう。
夜も寝れない日々が続くので内科処方で調剤過誤を起こすより、皮膚科の軟膏間違えや整形外科の湿布間違いの方が救われます。(ミスはいけませんが)
勉強にならない薬局ではスキルを高めたい若手薬剤師が面接に来ないので狙い目です。
子育てに注力するなら勉強にならないけど楽な薬局を選ぶと良いです。
近い薬局が良いが、近所の方に会う可能性あり!
地の利がある近い薬局に勤めるのは育児と仕事の両立に最適だと思います。
しかし、近所の方が薬局にくる可能性は十分にありますのでその辺がメリットとみるかデメリットとみるかで異なります。
メリットはお知り合いなので、実はこういう病気があって・・みたいな話で盛り上がりそのままかかりつけ患者として申請してくれる場合もあります。
デメリットは近所の方が知られたくない病気だったりするのでちょっと気まずくなってしまうことがあります。
また、どこの薬局で働いているなどの情報が近所でバレてしまうのは確実でしょう。
ただし、やはり近さというのはかなりの時間効率につながるので、
保育園への送り→仕事→保育園迎え→帰宅の手順は早くなるのは確実です。
薬剤師ママの時間管理と優先順位の付け方
家電を充実させるのは必須!
薬剤師ママはとにかく時間との戦いがあります。
薬剤師ママの時給を考慮すれば、以下の家電を買うことで時間を買うことができます。
時間を買って家族の時間や自分の時間を作れるようにしましょう!
乾燥機付きドラム洗濯機は必須!
乾燥機付きドラム洗濯機は子育てママに取って非常に重宝すべきものです。
子供の服というのは小さくて数が多いものです。
この、小さくて多い子供服を全て洗濯機に放り込んでそのまま乾燥までかけてもらったら相当な時短になると思いませんか?
今は乾燥機付きでもエコで電気代が安いものが出ていますので、高い買い物ですがママ薬剤師の給与を考慮したら十分にペイできます。
お掃除ロボットも必須!
ルンバのようなお掃除ロボットも必須です。
掃除かけるくらい苦にならないという人も毎日勝手に掃除機だけかけてくれるだけで後の掃除が楽です。
そして何より家がいつも快適だと休めます。
マンションや賃貸などのワンフロアだと全部掃除することが可能でして、一軒家の場合はメインのフロアだけでも掃除しておくと違います。
食器洗い乾燥機も必須!
食器洗い乾燥機はものによって洗浄力が異なるのである程度の金額のものでたくさん入るものを購入して下さい。
あまり性能が良くないものだと汚れがしっかりと落ちなくて二度洗いとなることもあり、逆に負担となってしまうので性能の良いものを見定めて下さい。
ビルトインタイプのものはわりかし性能が良いのでマンションや一軒家購入時に検討してみて下さい。
ママ薬剤師の優先順位は、①体調管理②子育て③家事④仕事
薬剤師ママは時給はいいかもしれませんが、日々の業務はかなり忙しかったりストレスが溜まる職場も多いです。
休みの時はしっかりと休んで体調管理が必要です!
①体調管理
1番目に考えなければならないのは自分の体調管理です。
自分の体調が管理できていないとイライラして家庭でも仕事でも何かしらあたってしまう可能性もあるので体調管理と精神面は気をつけて、たまに息抜きするなどリラックスする環境を作るようにして下さい。
薬剤師ママは肉体的にも精神的にも負荷がかかるのでリラックスする時間をしっかりと作って下さい。
②子育て
2番目に考えなければいけないのは子供のことです。
子供が小さいときというのは人生単位で考えたら僅かな時間でしかありません。
後悔のないように子供を優先してあげて下さい。
ただし、体調管理がなっていないと小さいことに怒ってしまい子育てに悪影響が出ることもあるので自分を整えてから子供のことを考えてあげて下さい。
旦那さんとうまく共同でフォローしあって下さい。
③家事
家事に関しては要領よく行えるとかなりの時間短縮が見込めるものになります。
絶対に上に記載した三つの家電は買った方が時間に余裕ができ、心にゆとりができます。(時給2000円以上のママ薬剤師は費用対効果的に買いです。)
家電を揃えて効率化をすると限られた家事だけこなせば問題なくなります。
炊事に関してはメニューをある程度固定化すると効率化が図れます。
子育ては自分の力でどうにもならないこともありますが、家事の負担は色々と改善余地があります。
④仕事
仕事は子育てや家事を優先した後にした方がちょうど良いです。
子育てが落ち着いたらいくらでも仕事に力を注ぐことはできますが、子育ては今しかできません。
今が一番子供にとって大切な時なので仕事は横に置いておいて家族の時間を優先した方が良いです。
最低限やらなければならないことは行い、自己研鑽などは一旦横に置いておいても良いでしょう。(後でやっても追いつけます)
ワイヤレスイヤホンを付けながらイーラーニングやYouTubeで勉強するのがおすすめです。
家事や育児と並行して勉強することができます。
旦那さんの育児参加の有無が鍵
旦那さんからの育児や家事参加は重要です。
旦那さんの仕事の状況などを考えて育児や家事の分担をお願いして下さい。
ワンオペでできる勤務形態なら旦那さんは稼ぎに集中してもいいですが、その辺はよく話し合ってみて下さい。
旦那さんの業務によっては在宅勤務等で家で見てくれたり家事を手伝ってくれる場合もあるのでうまく分担してみると良いと思います。
ママ薬剤師が注意すべきこと①職場の就業規則をよく確認しておく
会社によって有給の使い方に関して異なっていたり、産休・育休や育児に関することで記載があったりするので就業規則はよく確認しておいて下さい。
就業規則はどの会社でも従業員がいつでも見れる権利がありますので、もしすぐに見れない環境にあれば店長などに相談してみて下さい。
また、店長やエリアマネージャー自身が就業規則を隅々まで理解していない場合もあるのであなた自身が調べて何か有利になる情報があればそれについて申請なり聞いてみて下さい。
子育てに関する就業規則は日々更新している可能性があるのでよく確認しておいた方が良いです。
売上と直接関係ないことは無関心な管理職の方もいるので自分から率先して就業規則の内容を理解して下さい。
ママ薬剤師が注意すべきこと②子育て支援が多い区や市に住もう!
せっかく薬剤師ママがいるのに保育園に空きがなくて働けない!というのでは困ります。
しっかりと子育て支援について調べておきましょう。
区や市によって子育て支援がかなり異なる
区や市によって子育て支援の状況が驚くほど異なるので同じ地域であってもどこが子育てに有利なのかしっかりと見極めてみた方が良いです。
子供の医療費のについてやかかる費用の補助が異なりますのでママ薬剤師は時給が高いと言えど、案外大きいです。
また保育園の空き状況なども変わってきますのでしっかりと確認することでママ薬剤師の職場環境は雲泥の差となります。
保育園に入れるかどうかであなたの家の世帯年収はかなり変わってしまいます。
保育園に入れないと薬剤師ママが働けなくなる
保育園の数自体が区や市によって異なると話しましたが、区内・市内の地域によっても保育園の空き状況が異なるので事前にリサーチしておいた方が良いです。
薬剤師は医療職なので少し保育園応募の点数の足しになることもありますが、それでも落とされることは多くあるので注意が必要です。
送り迎えをしながら働き続けられるのか、週にどれくらいの勤務していないと入れないものなのか。
認可外や時間外の保育は結構な額となるのでパート薬剤師の給与が飛ぶくらいになることもあるので注意が必要です。
認可保育園の時間外の保育も高いので勤務時間についてよく検討しておきましょう。
区や市のホームページを隅々までみてもらえるお金を確認しよう!
子育て世代に対しての行政の支援金というのがよく行っています。
申請だけでもらえるお金やサービスがあったりするのですが、大々的に宣伝はしていません。
なので、住んでいる区や市のホームページを隅々までチェックして自分で探すと良いでしょう。
子育て世代の引越し代補助や親世代と同じ区に引っ越すとお金がもらえたりなど、期間限定で様々なことを行っているので見過ごすと勿体無いです。
行政区によっては数十万円得するところもあります。
ママ薬剤師が注意すべきこと③管理職はよく考えてから
薬局では必ず管理薬剤師を一人置かなければならないため、よく管理職を勧められることが多いです。
ママ薬剤師が注意すべきことに、管理職を推薦されたときになるべくこれを避けて通った方がいいケースが多いです。
管理職になると自己都合での休みが取りづらくなるため、ママ薬剤師の育児と仕事の両立に差し障るケースが出てきます。
管理職につかないのが一番自己都合の休みが取りやすいです。将来的に転職して年収アップを目指す場合は管理職経験が必要ですが、子供が小さいうちは避けておいた方が無難です。
管理薬剤師は店長よりは負担にならない
薬局にもよりますが、管理薬剤師は名前だけの場合もありますのでまずは働いている薬局の管理薬剤師の立ち位置をしっかりと確認しておくと良いでしょう。
5年以上の実務があって、ある程度調剤過誤が起こった時の対応が可能であれば、ママ薬剤師として管理薬剤師は可能かと思います。
管理薬剤師が麻薬の管理や向精神薬の管理など仕事の内容がそれほど多岐に渡らない場合は引き受け可能だと思います。
管理薬剤師手当はわりかし多めの場合もあるのでよく考えてからにして下さい。
指導や何かしらの立ち入りの際はグッと忙しくなったり、個人の休みを返上することもあります。
管理薬剤師の業務範囲を確認すると良いと思います。
店長が管理薬剤師業務の一部を担っていてほとんどやることがない場合もあります。
ママ薬剤師は店長業務を避けた方が良い
店長業務はシフト作成など仕事が多岐にわたっており、責任も管理薬剤師より重い場合もあります。
会社によって異なりますが、実は手当が微々たるところもあるのでできれば避けたほうが無難です。
また、シフト作成担当になると、自分都合の休みはまず行えなくなり、他の社員の休みの肩代わりで出勤するケースが増えます。
基本的に店長業務は行うべきではないので、いくらあなたが仕事できる人間だとしてもスルーした方がいい場合が多いです。
まとめ
- ママ薬剤師は育児と仕事が両立しやすいが注意点がある
- 時短勤務、パート薬剤師、派遣薬剤師と自分の働き方に合わせて働くことができる
- 子育てに理解のある薬局を選ぶことがママ薬剤師の育児と仕事の両立を叶える
- 薬剤師ママの時給を考えれば、買うべき家具は買って時短家事とする
- 優先順位を考えて自分の精神ケアは必須
- 注意点①職場の就業規則をしっかりと確認する
- 注意点②子育て支援を行っている区や市に住むようにするのと保育園空き状況チェック
- 注意点③管理職は引き受ける前によく考えてからでないと家族に負担をかける場合がある
↓薬剤師専任のエージェントが対応し、アフターフォローも充実してます。
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