薬局の店長になると、あの業務やこの業務ややたらと仕事が忙しくなります。
こっちは仕事が忙しいにもかかわらず、あの薬剤師は全然働いてくれないし、事務員はこちら側の意向を理解してくれないし・・・
そんな思いを感じて薬局内の従業員を上手くまとめられていない店長向けにリーダーシップについてまとめました。
漫画のワンピースのルフィは今の時代にあったボトムアップ型のリーダーシップなので昭和的なリーダーシップとは異なり、チームをまとめるためのポイントが多くあります。
ルフィの辿ったエピソードを元にリーダーシップを解説します。
この記事を読むと漫画からリーダーシップについて学ぶことができます。
薬局のチームワークを向上させるために店長がやるべきこと
店長が薬局のチームワークを向上させるためにやるべきことは以下の3つです。
意識しないでできていなかったりすると、チームがバラバラになることがあるので上に立つ人は注意が必要です。
とにかく「わかりやすく」伝えること
ルフィの「俺はクロコダイルをぶっ飛ばしたい」という言葉は非常にわかりやすい
いろんないざこざが起こっていていろんなことが絡み合っているアラバスタ編ですが、
この一言だけでルフィが何をしたいのかがわかります。
ワンピースのルフィは誰にでもわかりやすい言葉で話す
アラバスタ王国はしがらみなどでこんがらがっていました。
アラバスタ王国はいろんなしがらみとかクロコダイルの策略だとか民衆とか反乱軍とかもうぐちゃぐちゃな状態になっていました。
どっから手つけたらいいかわかんないし、何をしたらいいかわかんないし、ルフィは何をどう手伝えばいいのかがわからないような状況下でした。
「俺はクロコダイルをぶっ飛ばしたい」
クロコダイルをぶっ飛ばすということで全てが片付くけれども、ビビはそこまでの危険なことはさせたくないと思っていました。
クロコダイルをやっつければ全員幸せになれる
なのでそれが一番みんなが幸せ反乱軍も王族もみんなも幸せなそういう選択になる。
それを一言でまとめた非常に分かりやすい言葉だったかなと思います。
リーダーはわかりやすく伝えるのが良い!
リーダーはやはり分かりやすく伝えるって事が大切です。
何をしたいのかはっきりしないと、周りからしたらちょっと動きにくいですよね。
分かりやすい言葉を選んだり、相手に伝わるような伝え方というのは大切だと思います。
誰でもわかりやすい言葉選びをしたり、相手に伝わるように伝えるように心がける
自分の仕事より、他人が関わる仕事や薬局全体の仕事を優先する
店長はプレイングマネージャーが大半なので、正直辛い
店長もやりながら普通の調剤をやったり監査をやったり投薬したり、薬歴も溜まっていくかと思います。
自分自身の仕事というのももちろんこなせなければならない上に管理業務が発生する。
正直どこに時間があるのか?という思いになるかと思います。
しかし、そんな中でもチームワークを上げるためには他人が関わる仕事や薬局全体の仕事を優先させなければなりません。
自分の仕事をやらないと終わらない!と思いつつもその思いをおさえてチームの仕事を優先した方が良いです。
全てのプレイヤー業務を押してでも、チームの仕事を優先する。
チームの誰かが不調に陥ったときは、その人が担当していた分進まなくなってしまっています。
なので、部下の不調をまず改善させてあげる必要があります。
自分の仕事は、緊急のもの以外は置いておいて、チームで何か困っていることを先に片付けていきます。
部下が立ちなおって、円滑に仕事をすることができるようになったら、チームとしてもうまくまとまっていくようになります。
ルフィはチームの事情を優先している
実際にワンピースで例えると、海賊王を目指すなら、サンジを置いていって、旅を続けて行ってもちろんいいんです。
けれども、「サンジがいないとダメだ」と言って、サンジがビッグマムの陰謀に巻き込まれてしまってるということに対して真剣に助けに行きます。
人に仕事を任せられるようになることであなたの時間を作り出す
「あなたの時間がなくなる」っていう事があるんですけども、とにかく人に任せていくことによって時間を作り出します。
そうすることで周りも成長し、
あなたもリーダーとしての業務やあなただけの業務に集中して、よりチームに貢献できるようになります。
個人の仕事よりもまずはチームの仕事を優先してとりかかる
あなたではなくてもよい仕事は上手に他人にお願いすることであなたの時間が増える
世の中のためにがんばるという視点で語る
世の中のためにがんばるという視点で語るようにしましょう。
会社のために、売上のために、社長の方針だからという理由つけで業務をやることってモチベーションが上がりにくいです。
会社が儲けるために、社長が儲けるために、上司がいい顔するために自分が身を粉にしてがんばるというのはなんだか虚しくなってこないでしょうか。
どんなにがんばっても、給与は少しは上げてくれるかもしれませんが、会社とか社長とか上司のためだけだったら、やりがいってどこかへ行ってしまいますよね。
世のため人のためにがんばるのが良いリーダー像
常に世の中、人々、お客様のためにがんばるという理由付けで業務を依頼するのが良いリーダーの務めです。
ルフィはただの海賊ではなく、物を取ったり、お金を取ったり、街を征服するということはしないで、常にそこの街の人の幸せのために悪い海賊をやっつけるということを行っています。
だからこそルフィの行いがいいものであり、みんなから見て魅力的に感じます。
もしこれが悪いことを行う海賊だったらどうなのでしょう。
きっとこんなに素敵な仲間たちは集まって貰えなかったでしょう。
会社からの業務命令も世のため人のためという理由を作るのがリーダーの務め
業務を行う理由つけをするときは、
「世の中のため、お客様のため」といった視点で語ることです。
そういうところに落とし込んだり腑に落ちるまで考える必要があります。
やりがちですが、うちの会社の方針だからといった文言は一番いけない。
会社が売りたいサービスであっても、それを頂いて喜んでくれるお客様はどういう方なのか、どういうシーンであるのか、それを探して部下へ落とし込むのがリーダーの務めです。
「会社のため」「社長のため」とは言わず、「世の中のため」「患者様のため」というようにしましょう
部下への興味、関心を持つことで気配りができる上司になれる!
上司が部下の『未来』に関心を持つ
自分の夢を叶えたり叶えられそうなチームだから頑張れる
上司が部下の「未来」に関心を持つのが大切です。
希望をもって働くかどうか。
仕事へのモチベーションが大きく異なります。
部下の未来とかやってみたいことをそれとなく聞き出していると良いようです。
部下の希望に沿うような業務を振る
希望を聞いておいて、その希望に見合ったりそれに近い業務をやることで、部下のモチベーションに繋がります。
みんなそれぞれやりたいことって持っている人もいれば、そうでない人もいるかと思います。
今の業務範囲ではできないけど、将来的にやってみたいことなどあるかもしれません。
もし、今の職場でやらせてくれると言われたらどうでしょうか。
今までと違ったモチベーションが出てくるのではないでしょうか。
総合職であっても専門職であっても、
将来どうなりたいか、どう勉強したいかというものは存在すると思います。
部下の思いを叶えてあげられる上司が理想です。
麦わら海賊団はそれぞれの夢を叶える場
ワンピースの麦わら海賊団はどうでしょうか。
みんなそれぞれの夢があると思います。
- 海賊王になる
- 世界一の剣豪
- オールブルーで料理する
- 世界一の医術を身につけるなど
自分の夢を叶えたり叶えられそうなチームだから頑張れる
夢を叶えたり叶えられそうなチームだからこそ、
みんなのモチベーションが高いのではないでしょうか。
何も深く聞き出すことはないでしょうが、
それとなく将来やりたいことや未来に対して関心を持つことは必要です。
部下に関心持つことから始めなさい
ルフィはナミの生い立ちや過去まで理解していった
ルフィはナミが仲間になるにあたって、ナミの生い立ちやとても深いところまで理解していっています。
プライベートなことを根掘り葉掘り聞くべきではないですが、部下に関心を持つというのはとても大切なことになります。
ルフィのようにプライベートなことの問題解決まではしなくてもいいですが、この姿勢はとても大切です。
部下の部下にまで気を配る
部下に気を配るリーダーは多いと思いますが、部下の部下までに気を配れる人はさらに好まれます。
部下としては興味を持たれていない、関心を持たれていないことが一番辛いことですので、
「役職者だけに話しかける」ではなく部下の部下にまで気を配れるのが望まれるリーダーです。
ポジションが上がれば上がるほど下のポジションに目を向ける
ポジションが上がれば上がるほど仕事は多く、重くなっていくと思います。
でもポジションが上がれば上がるほど、現場のスタッフに関心を持つ必要があります。
現場のスタッフに嫌われてしまったり、モチベーションを下げてしまうと部門全体の成果に響きます。
現場と会話を交わすことで情報収集の場となることがある
現場の人と会話することで、今まで上に上げづらかったことなどを現場の人が言いやすくなります。
逆に現場と会話をしないリーダーの元では良くないことや不祥事が起こりそうな状況を報告しにくくなります。
現場との会話から思わぬ情報収集が得られることがあるのでとても重要です。
飲みに行かなくても本音を聞ける関係を作る
最近は飲みニケーションに行かない風潮が増えてきていますが、だからこそ飲みに行かなくても本音を聞けることが重要となります。
何も正社員だけではなく、時短社員やパート社員も多くプライベートも忙しい昨今では、飲み会なしでも話あえるような関係作りが必要です。
リーダーの方から部下の意見を積極的に聞く
船長ルフィ自らサンジの意見を聞きにいく
サンジが結婚式をあげるということで、ビッグマムの娘と結婚の式を挙げます。
挙げるけれども、そこでルフィがサンジを連れもどしに、万国(トットランド)の島に来ることになります。
ルフィがサンジに対して本当に船を降りてしまうのかどうかというところで、
やっぱり見抜いてるんですよね。
サンジは船を降りてビッグマムの娘と結婚することで、海上レストランを守りたいんだという話なのですが、
やっぱりリーダーとしてしっかりとサンジの意見(本音)を聞きに行くということをやってます。
戦ったり、命懸けとなっていて仲間を危険に晒しながらですが、本音を聞きに行っています。
「お腹が空いて死にそうになっても、俺はお前の料理しか食べねえって」
と、ルフィが言うんですよね。
ルフィの行動は極端かもしれませんが、
基本的には上司とかリーダーから部下の意見を聞きに行くっていう姿勢が望まれるリーダー像です。
リーダーの方から部下の意見を積極的に聞く
「俺について来い」的ではなく、
「みんなで一緒にやっていこう」ということ。
一緒にミッションについて考えていこうということが重要です。
そのためにも部下の話を聞く必要があります。
部下も「話したいこと」がきっとあるのだと思います。
日々忙しい中で言いたいことも言い出せなかったりしているかもしれません。
本人のためにもよくないし、組織としてもいいアイディアが浮かぶヒントになったかもしれません。
だからこそリーダーの側から部下に寄り添っていくことが大切になります。
目標をしっかりと掲げて、そこへ向かうことが重要
リーダーが発するべきは「ミッション」である
「海賊王に俺はなる」がとてもわかりやすい
ワンピースのルフィはよく言ってますけど、
「海賊王に俺はなる」
っていうミッションを発するということが大切になるかと思います。
ワンピースの場合、みんながそれぞれの場所でトップを目指すという感じになっています。
海賊王になるからにはいろいろなものが手に入るかと思います。
仲間として、ミッションをみんなで共有するということが大切です。
- ゾロは世界一の剣豪になること
- ナミは自分の目で見た世界中の海図を作ること
- ウソップは勇敢なる海の戦士になること
- サンジは伝説の海「オールブルー」を見つけること
- チョッパーは「万能薬(=何でも治せる医者)」になること
- ロビンは「真の歴史の本文」を知ること、それを「ラフテル」へ導くこと
- フランキーは仲間と「自分の作った船」で旅に出て、その船が世界の果て(ラフテル)まで達するのを見届ける事
- ブルックは「偉大なる航路」を一周して、リヴァース・マウンテンで別れたラブーンと再会すること
そういった意味で、ルフィが「海賊王に俺はなる」と言ってるのは、とても分かりやすくてシンプルでいいかなと思います。
リーダーはミッションを掲げることが必要
現場であっても、目標をしっかりと掲げてるって事が大切かと思います。
何をしなければいけないのかっていうものがわからず、
ただやみくもに仕事をしているというような職場は結構多いと思います。
とりあえず目の前にある仕事を片付ければ良い的な職場もありますが、
ミッションを掲げていない組織だと組織がだんだん腐ってきてしまいます。
ミッションのない現場は現状維持をしているつもりでも徐々に腐っていく
人間は楽な方に逃げる生き物なので、
目標がないとダラダラと現状維持を続けようとします。
現状維持を続けるつもりであっても組織としては低下していく傾向となります。
現場の人としてもそういう風になるとみんな何が目標なのか、どうすればいいのか、どうすれば褒められるのか、
そういったものを見失い始めてしまいます。
なので、ミッションを持って行動を起こすということがリーダーに求められる一つかと思います。
スターバックスにはサービスマニュアルがなく、ミッションがある
スターバックスにはエスプレッソの入れ方などのマニュアルは存在しますが、
サービスマニュアルはなく、ミッションが掲げられているのでそれを元に判断して行動するそうです。
あるエピソードを紹介します。
お店の前で交通事故が起きてしまった方がいたそうです。
ドライバーが警察に連絡して慌てふためいている時にそこのお店の店員さんはそのドライバーに一杯のコーヒーを差し出したそうです。
スターバックスのミッションは「自分たちの存在理由」だそうです。
自分たちは何のために存在しているのか、そこに常に立ち戻ることができるから、
マニュアルに囚われないサービスができるそうです。
ミッションの立て方は三つの円が重なるところにヒントがある
- 「情熱を持って取り組めるもの」
- 「自社が世界一になれる部分」
- 「経済的原動力になるもの」
の三つの円が重なるところを会社としては目指しなさい。
と有名な経営学の書である「ビジョナリーカンパニー2」で述べています。(針鼠の概念)
三つの円が重なるところはどこなのか。
そこにあらためて自社のミッションが確認でき、方向性が決まれば部下は自ら動き出してくれると思います。
方針はリーダーが決めて、方法は部下が決める。
トップダウンとボトムアップを合わせる
トップダウンとボトムアップとありますけれども、
何が何でもボトムアップしていると、みんなの意見それぞれ考えだとか思いとか私心に走ってしまって、
組織としてのその方針っていうものがブレていってしまう可能性があります。
逆にトップダウンで全てを行おうとすると、
リーダーが不在の時や何か大きな敵(仕事)と戦っている時に部下に細かい指示を出すことができなくなってしまいます。
ルフィが進路や戦う相手など方向性を決め、個々の敵と戦い方はメンバーに任せています
例えばここでどっちに進路を進めるかとか、
「よし行くぞ」とか、「ここと戦うぞ」などそういう方針に関しては、ルフィ自ら決めています。
撤退する時も、ルフィ自ら方針を決めています。
細かいの戦い方だとか方法、っていうことに関してやり方とかは各々のやり方でやってもらって、
チームとしてもっといいやり方があったら、そちらを採用してますね。
みんなのやり方を取り組んでいっています。
クロコダイル戦では「クロコダイルをやっつける」というのを決めて戦い方は各々任せている
例えばクロコダイルと戦う時には、
「クロコダイルをやっつけるぞ」っていうのは、ルフィ自身が決めていまして
その周りの人がそれぞれの敵と戦っていきます。
クロコダイル以外の敵との戦い方は各々が考えて、自分に合った方法で敵をやっつける。
なので、「方針はリーダーが決めて、方法は部下が決めていく」っていうやり方がよろしいようです。
↓逃げているようですが、この後ウソップが自分なりに敵をやっつけますね!
権力は乱用しない
権力の恐ろしさを理解しておく
ルフィは天竜人や海軍という権力に立ち向かっています。
ルフィは権力の恐ろしさに対峙するという冒険を起こしています。
権力っていうのは恐ろしいと思います。
例えば、ワンピースの中で出てくる天竜人というのが出てきます。
天竜人という人たちはものすごい権力を持っているんですけども、
天竜人にちょっとでも抗うようなことが起こったならば、
その時点で殺されてしまう、そんなストーリーが描かれています。
権力を乱用した例が天竜人
こういったことになっていくと周りの人っていうのはどう思うのか。
実際にその天竜人の動きに合わせて、周りの人は脅されたり、行動を制限されたりします。
人は天竜人のペットのように扱われます。
ルフィは天竜人の愚かな行いに対して立ち向かっていきます。
ルフィはそれはおかしいんじゃないかというようなことを言っていて、
弱いものを大切にするルフィは、
ゆくゆくはこういう天竜人をやっつけるというようなストーリーになっていると思います。
リーダーは天竜人になってはいけない
皆さんリーダーになってそういうことはしないかとは思うんですけども、
権力を持つと、途端に人間っていうのはどこか 自分が偉いんじゃないかとか、
そういったことを思い始めるものです。
どこかの社長の息子みたいな感じの方っていうのは、最初から権力というものがあった状態なので、
ちょっとおかしな行動をとっている場合があります。
周りの人がどのような思いをしているのか。
天竜人を見てみたらわかると思うんですけども、
本当にですね、ちょっとしたことで、目の前の人がすごく傷ついたりとか、嫌な思いをしたりすることがあります。
権力というものは、同時に恐ろしさ にもつながりますので、
リーダーとかトップをやる方っていうのは、十分意識しなければいけないと思います。
権力を持った時は些細な発言も気をつける
例えば、ちょっとしたことを新人社員に注意したいとかそういった時も、
少しの注意したとかでも、もしかしたら向こうはそう受け取ってなくて、
非常に悪いことをしてしまったというような風に考えてしまうかもしれません。
些細なものを機敏に感じたり、リーダーとしての発言のあり方ってものを考えたらいいかなと思います。
挫折の経験が、人の痛みを想像できる人にする
ルフィというのは、完全無敵なように見えるかもしれません
けれども、幼い頃からいろんな人に負けたり、うまくいかなかったり、力が及ばなかったり、
赤髪のシャンクスの片腕がでっかい魚に食べられて失ってしまったり、
悲しい過去がありました。
他にもクロコダイルに一旦は敗北したり、
青キジに全くかなわなかったり
バーソロミュー・くまに敗北したり、
インベルダウンでもエース救出の後にエースが亡くなってしまうという悲劇を経験しています。
そういった過去があるからこそ、弱い人に優しくすることができるということができるんだと思います。
挫折の経験がないと人の痛みを理解できない
現実社会では全く自分の壁とか、そういったものに出くわさないで、
挫折などを経験しないで、リーダーを務めるということが可能かと思います。
社長の息子だったからとか、親戚だったから次期社長になるとかいうのがその典型例ですね。
今まで挫折した経験がないので、人の弱みとか、そういったものに対して共感することができません。
(もちろん二世、三世であっても挫折を経験されたり人間性豊かな方もいると思います)
現場のことを考えなかったり、弱い人のことを考えなかったりしていくと、だんだん人が離れて行ってしまいます。
挫折を経験している人は、現場の苦労を共感できます。
現場の苦労を分かるリーダーが信頼されます。
リーダーが現場の苦労に対して、
話を聞いてくれ、理解をしてくれ、対策などを打ってくれたら現場としては嬉しいと思います。
挫折がない人は挫折を経験するまで何かに挑戦し、挫折の経験がある人はその経験をもとに現場に接すれば良いですね。
挫折がない人は単に難しい仕事に挑戦していないだけかもしれません。
自分が一番その島で強くても、海に出ればもっと強い人がゴロゴロいますから!
現場、そして弱い人たちを大事にする
チャルロス聖がハチを連れて行こうとする場面
無事オークション会場に辿り着いたルフィ達はケイミーのことを救おうとしますが、
そんな中ハチが天竜人によって撃たれてしまいます。
ハチを撃ったのはチャルロス聖という天竜人でした。
天竜人は殺人をしても罪には問われない権力者です。
チャルロス聖は、自分がハチを撃ったのだからタダで魚人の奴隷が得られたと大喜びしました。
そんなチャルロス聖の様子を見たルフィはチャルロス聖に向かって歩いていこうとします。
ルフィはここで天龍人を殴ってしまいます。
ルフィは常に弱い人たちを大切にします。
天竜人であるチャルロス聖はいわば王様のような絶対権力を持っており、
何か事を起こせば海軍大将がすぐさま来るというくらい危険な人物です。
弱い人を助け、強い人をやっつける。
ルフィのそういう精神は見習いたいものです。
売上は現場の立場が弱い人たちが作っている。
仕事の現場でも考えなければならないのは、売上というのは一番現場の人たちが作っているものです。
プレイングマネージャーをされている場合はご自身が作っているということもあるかもしれませんが、
基本的には一番下の現場で働いている人がお客様の最前線に立っています。
どんなに管理業務が忙しかろうとも、お客様を一番知っているのは現場である。
なので、できる限り現場に足を運んだり、話を聞くことが大切です。
あなたのポジションが上になればなるほど、現場は遠くなっていきます。
現場に目が行かなくなるとどうなるか。
現場が動かなくなるのです。
リーダーはそういう弱い人たちを大切にして弱い人たちが何に困っているのか、
どういうことが問題になっているのか、
現場の声を常に意識することがひいてはお客様を一番意識することにつながるのではないでしょうか。
プレイヤーとして優秀だった人の落とし穴
プレイヤーとしての成功体験が邪魔をする
プレイヤーとして優秀な人というのは結構実力があって、色々なことが人より上手くできる方だと思います。
そういう人ほど、仕事のやり方にこだわりというのを持っていたり、仕事の基準が一つしかなかったりするものです。
リーダーになるとこの基準が一つしかないということが落とし穴となってしまうことがあります。
リーダーをしてみてわかるかと思うのですが、人はさまざまな意見やさまざまな価値観を持っています。
それぞれが一番いいパフォーマンスで仕事したい、仕事に人生をかけたいなんてことは思っていません。
そういう人ももちろんいるのですが、
趣味に没頭したい、家庭を一番に考えたい、こういう仕事は好きだけど全体的な売り上げ目標とかは興味がない。
そういう方も多いかと思います。
プレイヤーとして優秀だった人の価値観とは全く異なったものがあるのにも関わらず、
自分と同じような視点で「頑張ろうよ!」と言っても響かないでしょう。
さまざまな価値観がありダイバーシティと言われるように本当にさまざまな環境の方と仕事をすることになってくると思いますが、
その人の価値観を受け止めてあげることはできるかと思います。
アラバスタ島へ向かう途中、ルフィは船長失格と言われる
ワンピースでアラバスタ島へビビと向かう途中、ナミが高熱を出します。
ルフィは風邪とか病気とかまっったく無頓着な感じなので、ビビが素敵なリーダーシップを発揮します。
「一刻も早くナミさんの病気を治して そしてアラバスタへ!! それがこの船の”最高速度”でしょう!!?」
その後、一行はドラム王国に着きます。
ここでのルフィの行動はリーダーとしてまずい行動をしてしまいます。
ドラム王国入国する際に攻撃され、それにルフィたちは応戦しようとします。
それをビビが止めに入って一言
「あなたは…船長失格よルフィ 無茶をすれば全てが片づくとは限らない…!!
このケンカを買ったら………ナミさんはどうなるの?」
プレイヤーとして無茶することで何とでもなっていたルフィ
しかし、ここでナミの状況を見れていないというリーダー失格なことをやってしまいます。
プレイヤーとして優秀だったリーダーは時としてそれが悪い方向にいってしまうことがあります。
不用意に厳しくはしない
不用意に厳しくすることが、パワハラになる時代となってきています。
今の20代は間違いなく体罰は受けていないでしょうし、厳しい言葉すら先生から受けてないことでしょう。
昔はなにか悪いことをしたらビンタをされたり、殴られたりといったこともありましたが、今はそれほどの教育をするところはどこにもありません。
なので、ちょっとした厳しさが変に響いてしまうこともあるので非常に注意が必要です。
厳しくするのではなく、甘くするのではなく、丁寧に教えるのが良いようです。
なぜその作業をするのか。
具体的にどう行うのか、手順を教える。(俺の背中を見て覚えろは駄目)
どう思ったか、不明点がないか、進捗も確認する。
今、部下が求めていることは厳しさよりも、丁寧さ・話を聞いてくれるといったことです。
ワンピースのキャラクターにはいろんなリーダーがいるかと思います。中には反面教師的な人もいるのですが、
例えば、ビッグマムはどうでしょうか?
部下や子供に対してなにか悪いことを行ったら、「 ライフ オア トリート?」といってとてつもなく命がなくなるような厳しい行いをしています。
こんな上司がいたらどうでしょうか?
まさか命を取るような上司はいないでしょうが、
厳しいことをするということは程度の差はあれ、これに等しいことにもなりかねません。
現在は終身雇用制が崩れつつあります。
こういう厳しいことをして会社へ忠誠を尽くしてくれる人というのは以前にくらべとても減っています。
なので厳しくするのではなく、丁寧に教える!
時代とともに常識が変わるのかと思います。
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