薬剤師であって良かったなぁと思ったことの一つに住宅ローン審査が通りやすかったことがあります。
資格業であればもしクビになったとしても次のところで今と同等の年収は期待できます。
もしあなたが資格業ではなくて一般社員だとしたらどうでしょうか。
その会社で無茶苦茶仕事ができて、部長とか、課長とかの肩書きがあったとしても、もしそこの会社が潰れてしまって新しい会社へ行く時にそこで同等の給与が期待できればいいですが、最初からスタートということになったらいきなり年収が下がってしまいます。
まぁ部長だった人がいきなり平社員からやり直しというのはあまりないかもしれませんが、課長とか係長からやったとしてもその会社であなたが実力を発揮できるとは限りません。
IT関連など特殊なスキルを持っている人はもちろん可能かもしれませんが、基本的には転職先でうまく行くかどうかは入ってみないとわからないところがあります。
薬剤師であれば、もし薬局が潰れたとして他の薬局へ行く場合、多くの場合は年収は横ばいかそれ以上の年収を提示されることが多いです。
つまり保険に入っているようなものです。
年収はそれほど高くはないですが、それでもその額が変動することはあまりない。
病気とかのリスクだけである場合は正直その人の方がローン組んでも安全ですよね?
年収1000万の一般職サラリーマン
年収500万の薬剤師
どちらにお金を貸しやすいかと言われれば、年収500万薬剤師です。
まず年収500万だから物件もそれなりの物件を選んでいます。
そして年収500万だけれども横ばいかそれ以上に上がっていくことが期待できます。
年収1000万の一般職サラリーマンは今だけ営業成績が良くてそうなっているのかもしれません。
会社が傾いてボーナスが減ったら年収800万とかの年もあるかもしれません。
そして年収1000万を見越した物件を選んでいるはずです。
もしこの年収1000万サラリーマンが何かの事情で仕事を辞めざるを得なくなった時、
年収1000万で転職できるとは限りません。
700万くらいに落ちるかもしれません。
はたまた500万とか、場合によっては中央値である400万くらいまで一気に下がることもあり得ます。
年収500万薬剤師はそこから仕事を辞めてしまっても次のところで年収500万はあると思います。
もしかしたら600万に増えているかもしれません。
お金を貸す側の銀行の審査員であれば、必ず上記のことを考えるでしょう。
年収1000万ある人はいい車持ったり派手にやっていると思います。
そういう人にお金を貸して貸倒になるリスクはかなり高いでしょう。
一方年収500万薬剤師はそれなりに節約していると思います。
元々頭もそれなりに良いはずなのでしっかりと経済的なことも考えているはずです。
なので、住宅ローンを貸しやすいのは圧倒的に薬剤師でしょう。
そしてその住宅ローン審査の通りやすさが何に直結するかというと、
ズバリ、金利です!!
みんな金利をあまり考慮していないと思いますが、これはものすごく重要です。
1%でも安くローンが組めるだけで不動産価格が明らかに異なると言えるでしょう。
年利1%で5000万の物件を購入した場合 35年ローン
返済総額:59,279,814円
支払利息総額:9,279,814円
年利2%で5000万の物件を購入した場合 35年ローン
返済総額:69,564,969円
支払利息総額:19,564,969円
薬剤師であるということは住宅ローン審査において低金利のローンが組みやすいということです。
低金利ローンが組めるということは払う費用が圧倒時に減るということです。
(上の比較では1000万円以上 総支払額が異なりますね)
一般職の人はローン審査落とされること結構あります。
具体例を出します。
私が都内に建売の一軒家を買った時の話ですが、
南東の角地で日当たりがいいところがありました。
その時に先にその物件がいいと言っていて申し込んでいる人がいました。
私は後からその物件がいいと言い始めて不動産の営業の方に聞いたらまだ最初の人がローン審査通っていないから申し込んでもいいと言われました。
私はそこからローン審査を通しましたら、すぐに通り、その物件を手にしてしまいました。
その後一番低金利のところにローン審査をまた通してそこでローンを組むことにしました。
つまり、最初の方は一般職の方なのかと思うのですが、一般的にローン審査って通り難いです。
しかもローン審査が通らないと不動産会社も相手にしてくれないところがあります。
商売ですから。
ローン審査が通るとかなり交渉が有利になります。
マンションであるならローン審査通ってからどうしよっかなーって言って価格交渉してみてください。
50万から100万くらい下がったりしますよ。
ローン審査通せる人はかなり強いです。
逆に通せない人は年収高くても弱いです。
ということで、薬剤師であれば住宅ローン審査が通しやすくなるということですので、この利点を大いに活用してください。
もちろん、普段からカード払い遅延したりとか消費者金融とかは使わないようにだけは気をつけてください。
あとは、給与振り込み口座とかお小遣い用別口座とかに関しては将来住宅ローンを組みたい低金利な銀行にしておいた方がいいですよ。
いきなり口座開設するよりも、昔から馴染みのところの方が銀行も貸してくれると思います。