監査の王道 薬袋・薬情監査!
長年薬剤師やっていて監査する時にどうするのが一番早いのかを考えた時に考え出したやり方になります。
この「薬袋薬情監査」は事務さんの入力が結構正しく出てくることが前提になります。
処方箋を見ながらの監査をしていると、この薬はこのGEに変わっている、この薬は一般名から先発に変わっている、など追っていくのが大変だと思います。
その時にまずは調剤録などの入力情報と処方箋が正しいかどうかを確認します。
この時は丁寧に確認する必要があるので、ペン先を使って指差し監査していきます。(ペンの先は出しませんよ)
引用元:もうやめませんか?調剤薬局で行われている7つの無駄な作業 | 離島薬剤師どっとこむ沖縄
処方箋と調剤録があっていたら次に、薬情や薬袋があっているのでそれらで
実際に取られている薬と薬情もしくは薬袋が合っているかを見ていきます。
この時に薬と薬情薬袋との相違があった時は調剤が間違っているか入力が間違えているかを気づくことができます。
入力とピッキングが両方同時に同じように間違えるということは確立的にものすごく少ないため、この監査方法で99.9%くらいの精度があります。(完璧に主観ですが)
とにかく早く監査することができて精度が高いやり方かと思います。
薬袋に詰めていく必要があるのであれば薬袋に詰めながら薬と薬袋があっているかを確認します。
そして薬袋が全て出てきていない可能性がある時は薬情をみて監査します。
薬全てが薬情とあっているか。
錠数とものと両方あっているか、写真付きなので監査しやすいですよね?
ついでに写真がおかしかったり表記がおかしかったりすることにもこの時に気づくことができます。
調剤が間違っているときは錠数なのか、ものが間違えているのか、メーカーが間違えているのか。
入力が間違っている時は同様に何が間違えているのか。
とりあえず取ってある薬と入力が違っているときはどちらかが「間違っている」という事実だけは確定するので、順を追ってよく見ていくと間違えに気づくことができます。
この「間違っている」という事実だけ高速で確認できればいいので薬袋薬情監査はかなり有用かと思います。
物凄く忙しい時は最初の処方箋と調剤録があっているものと想定して進んでいくこともありますが、それは監査としてどうかと思うのでできればやらないでください。