えんじょい薬剤師!

薬剤師として、ポジティブに生きるためのブログです!

薬剤師によるカウンセリング 自我欲求のアプローチ

今日は感情の分類の後ですね。感情の違い、欲求に対してのアプローチということについて話していきたいと思います。

薬剤師 カウンセリング 自我欲求


自分自身が自分をを大切にしたいとか自分にとって都合いいようにしたいとか、そういう自分に対しての自我欲求があります。
こういうところから感情が生まれています。

  • 他人を幸せにしたいとか、他人を大切にしたいといった他人に対する、そういった欲求
  • 自分の思い通りにしたいとか世の中が思い通りになってくれればいいという欲求
  • 自分を大切にしたい、自分を守りたいという欲求

3パターンに分かれるかと思います。


自我欲求がなんであって、その自我欲求に対してどういうふうに感情が生まれているのかを明確にしていく、そういうアプローチになります。


この時ですね、
血圧がなかなか下がらないという患者様に対してなんですけども、この患者様の自我欲求を確認していくのがいいかと思います。

実際にはちょっと怒ってる状態ですので、なかなかで自我欲求っていうのは確認取れないかもしれません。

けれども、もし信頼関係があって確認できそうであれば、自我欲求がなんであるか確認してあげればいいかと思います。

具体的には

  • 自分のために自分の体を大切にしたいとか、健康な体を取り戻したい、そういった意味で血圧を下げたいんですか。

それとも、

  • 他人のために、もっと自分が働いてですね、家族のために、子供のためにちゃんとしたいとか、そういった思いから自分の体を大切にしたいと思っているのか、

それとも、

  • ただ自分の思い通りにしたいと思う、しっかりと自分の思い通りになって欲しいという思いから血圧が下がってほしいと思っているのか、

その後十分に聞いてあげて、そこから最後のアプローチをしていきます。

この場合ですと、例えば自分の体を大切にしたいという思いからですね、それから血圧下げたいと思っているという場合であれば、このように説明してあげます。

自分の体を大切にしたいと思ってらっしゃるんですね。そう言った思いから血圧を下げたいと思っておりまして、それが下がらない状態であったので、あなた自身は怒りというような感情を抱えているんですね、
というような流れにしてあげると、最終的に感情がまとまって、すっきりと消えていくような、そういったようなことが、クライアントさん、患者さんに起こっていきます。

ここを行うまでが、ヘルスカウンセリング ベーシックの一般的な流れになっていきます。


これを応用するわけなんですけども、実際には怒りの感情だとするとその状態からカウンセリングはできないかと思います。

もし、しっかりとお話を聞く機会があるんであれば、こういったことを行って感情っていうもの自体を整理してあげるといいかと思います。

今感情をリセットするところまでお話ししましたけれども、

この後「さらに今はどのような感情がありますか」
と聞いてあげます。

その時に、またさらに実はこういう風な思いがあるんだ、っていうような形で別の感情が出てくることがあります。

「血圧が下がらない」っていう風には怒っていらっしゃってその後に、また違う感情が入っていてこんがらがっている状態の方が多いです。
一つ表面の感情を取っていくと奥の感情が見えてきます。


その感情も時ほぐしていきますと、カウンセリングとしてすっきりした状態になってくると思います。

なかなか慣れるまで大変かと思いますけれども、これに関しては興味あればしっかりとちゃんとレクチャーを受けた方がいいかと思います。

なので、ざっくりとしたカウンセリングの流れを説明してみました。

https://www.healthcounseling.org/