えんじょい薬剤師!

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薬局の医薬品の一包化について

こんにちは、タカシです。

今日は薬局の医薬品の一包化について説明します。

薬剤師 一包化


一包化っていうのは、とにかくまずは分包機の使い方をマスターするとこから始まるかと思います。


それぞれの分包機によって操作方法が異なりますので、その分包機の特性だとか使い方、そういったものをマニュアルを見たり、スタッフに聞いたりして、いち早く覚えることが重要になるかと思います。


この分包機において、大きく二つに分かれると思うんですけども、
一つ目の分包機は自動錠剤分包機と言って、入力したらその通りにどんどん作ってくれる分包機になります。

二つ目の分包機は、これは普通の分包機でありまして、1つ1つの錠剤を手で入れていかなければなりません。

あまり機械に投資してないような薬局 だとか、一包化が少ない薬局であると、ただの普通のV マスの分包機しかありませんので、この分包機で手巻きで作っていくしかありません。


手巻きで作るというのは、それだけ時間もかかるし、手間もかかる。

さらにですね、その中でミスが起こりやすくなります。


なので、基本的には自動錠剤分包機を入れていただいたところの方が効率的にミスも少なく作ることができます。

自動錠剤分包機はだいたい1000万以上かかってくるようなものになるんですけども、ただの V マスの普通の分包機においては、100万円ちょっとぐらいで買えますので、そういった点からあまりそういった機械に投資したくない 薬局では、ただの V マスの分包機、もしくは円盤型の分包機のみ購入しているので、手巻きで作っていくことになります。

手巻きに作る時はとにかく一つ一つ確認しながら入れていくということ。
用法ごとに入れていくということですね。
朝昼夕に分けて用法ごとでもしてもいいですし、全用法連続でやってもいいですけれども、とにかくミスがないように指さし確認をする必要があります。
絶対、1錠錠剤が飛んでしまったりだとか、そういったことになりうるので、必ず確認をしていきます。(錠数の少ない一包化ならいいですが、種類が多いときは大変です。)

次に自動錠剤分包機についてなんですけども、この自動錠剤分包機は物にもよりますが、大体はとても使い勝手が良いです。

こちらは初期導入の時に患者さんを登録して行ったり薬品登録するのがめんどくさいというのもありますけど、一旦登録して薬品もカセッタを設定したところまで行くと、その後DO処方に関しては永遠に直ぐに作ることができるようになります。



自動錠剤分布機の中に含まれているカセットに入っている錠剤に関しては自動で落ちてくることになります。

それ以外のものに関しては、手巻きで出し、手で入れていくことになります。

ここの点は普通の錠剤と代わりありません。

ただ自動で落ちてくるということが大変メリットがありまして、とてもスムーズにお薬を作ることができます。

この自動錠剤分包機なんですけども、以前、ウブレチド とマグミットの取り違いのミスを起こした薬局がありました。
なのでこういったことを考えると、注意点として同じ番号で別薬剤のカセッタを用意して、入れ替えて使うというようなことは絶対に起こしてはいけないと思います。
カセッタが足りない場合はしっかりと設備投資をして新しい分包機を買うべきだと思います。
なおかつ、絶対に自動錠剤分包機に毒薬だとかそういった制限のあるお薬というのは入れないようにした方がよろしいかと思います。

以上が一包化についての説明になります。
ちなみですね、一包化いうのは加算がつくがつかないかというのはあるかと思うんですが、これは保険薬辞典やネットで参照していただけたらと思います。