えんじょい薬剤師!

薬剤師として、ポジティブに生きるためのブログです!

薬局の医薬品の発注の仕方

こんにちは、タカシです。
今日は自分なりに薬局の医薬品発注についてのやり方や考えを伝えていきます。

 

薬剤師 医薬品発注




発注の仕方ですけれども、基本的にはそこの薬局のやり方に従ってもらえればと思います。
箱で発注する場合ですしたら箱が開いたらそこのバーコードを読み取って1個、1箱につき1箱の発注ですね。
2箱、あったら2箱という形でやっていくのがいいかなと思います。


で、そうじゃない場合、定点発注*1とかは薬が出ても気にしなくても自動的に使用した在庫数をレセコン入力と連動して足りなくなった数を発注してくれるというような、そういうシステムになってます。
定点発注が入っている場合でしたら特にその医薬品に関しては使用量を考えなくてよくなっていきます。


あと面倒なのは、長期処方*2や高額薬品*3の患者の発注があります。


これはですね、基本的にはそのなかなか出ないお薬を使ってる患者さんとかが大変です。
この発注は、例えば3ヶ月後に来る場合でしたら3ヶ月後の日付にして3箱必要であれば、3箱発注します。


この入力が結構、手間でめんどくさくて処方日数も変わることが多いので、なかなか分かりにくかったりするんですけども、そういうようなことを行ってる薬局が多いです。

在庫はどこの薬局も大体、絞るだけ絞れと言われるんです。


けれども、この発注の時にどんと箱だけ見て発注できるようになると非常に業務効率としてスムーズでやりやすいかなと思います。

なんでこんなに面倒くさく在庫を絞れ絞れと言われるかというと、
この在庫量によってですね、薬局の経営って随分、傾くと言われています。

難しい話なんですけども、企業活動においてはお金の流れが全てでありまして、人間で言ってみれば血液みたいなものなんですよね。


血液の流れが止まったらその人の命も尽きるみたいに。

 

 

キャッシュフローの考え方なのですが、
会社内の手元資金が全て尽きてしまうと、そこで倒産って形になります。

だいたいの会社は銀行から資金を借りて営業してますので、ある程度の金額を借り入れてでその金額が尽きないように調整します。

 


それはやはり利息がある程度低めのもので調整している場合が多いかと思います。銀行とかしっかりとした融資で低金利で借入をします。

 

だから無限に借りるということもできないわけですね。
闇金融とか使ったら絶対潰れますし)

借りた金額のの枠の中でやりたいんですけど、例えばですね、
すごい高額な薬品とかが出てしまったりするととてもすごい出費になるんですね。
最悪みなさんのお給料が払えないということになったら倒産が間近という指標になります。

 


そういったことが起こる時に一時的に大金を払わなければいけないっていうような状況はできるだけ、避けていきたい訳です。

なので、この在庫に関して、できるだけ少なくしていく、っていうことを行っていきます。


特に無駄な在庫として、例えば30万円する高額薬品を買っておいて、その30万円高額薬品の患者さんが来なかったら30万円損です。(冷蔵庫品は返品もできません。)

そういったことになったら大変なので、とにかく在庫を絞り、無駄な在庫を買わない。

来るな来ないのかわかんない人は、極力直前に入れてこなかったらすぐに返品をかけるというようなことを行っていきます。


まぁ面倒ですが、そういうことによって、皆さん給料が支払われてるっていうことにもなるかと思います。

*1:ある一定の数になると自動的に発注がかかるシステム

*2:2−3ヶ月に1回しか来局されない場合お渡しするお薬の日数が多いため通常の薬局在庫でまかなえないので別で来局日予想して管理する

*3:高額なものは何万単位のため、高額薬の患者さんは来局日予想して管理する